国内旅行や帰省、出張などで格安航空券を買いたいとき、比較サイトを利用したことありますか?
「エアトリ」「スカイチケット」「さくらトラベル」など、多数の比較サイトがあります。
でも、「結局どこで買うのが安いの?」
と疑問に思う方も多いと思います。
ということで、今回、「エアトリ」「スカイチケット」「さくらトラベル」の3社で比較、検討してみました。
今回は、国内の格安航空券に限って比較、検討しています。
※海外格安航空券の場合は、また異なってくるので注意してくださいね。
Contents
『航空券代』の他に、請求されるお金について
格安航空券の比較サイトを利用して航空券を購入する場合、『航空券代』の他に、『取扱料金』や『事務手数料』がかかるのはご存知ですか?
『航空券代』は、どこの比較サイトを利用しても、同じ便であれば、同じ金額です。
比較サイトによって、『取扱料金』や『事務手数料』が違うので、実際に払う金額に差が出ます。
要するに、『取扱料金』と『事務手数料』が安い比較サイトで購入すれば、”航空券を安く買える”ということになります。
『取扱料金』とは?
『取扱料金』とは、「エアトリ」「スカイチケット」「さくらトラベル」などの格安航空券比較サイトが、旅行を手配する際の手数料です。
『取扱料金』は、それぞれの比較サイトによって違います。
また、「購入する航空券の航空会社」によっても変わってきます。
そして、『取扱料金』は、航空券1路線(片道)ずつかかってきます。
要するに、往復の航空券を購入する場合は、『取扱料金×2』です。
また、家族分などまとめて購入する場合でも、それぞれに『取扱料金』が発生します。
『事務手数料』とは?
『事務手数料』とは、実際に支払いをするときにかかる手数料です。
『事務手数料』も、それぞれ比較サイトによって違います。
また、「クレジットカード決済」「コンビニ決済」「銀行決済」など決済方法によって変わってきます。
それではまず、『取扱料金』の比較から見てみましょう。
格安航空券比較サイトの『取扱料金』の比較(国内格安航空券)
「エアトリ」「スカイチケット」「さくらトラベル」の『取扱料金』を航空会社別に比較してみました。
エアトリ | スカイチケット | さくらトラベル | |
ANA | 2,200円 | 1,100円 | 1,000円 |
JAL | 2,200円 | 1,100円 | 1,000円 |
Peach | 3,760円 | 3,300円 | 2,000円 |
Jetstar | 5,400円 | 3,300円 | 2,000円 |
AIR DO | 1,650円 | 1,650円 | 1,000円 |
スカイマーク | 2,200円 | 2,200円 | 1,000円 |
スターフライヤー | 1,650円 | 1,650円 | 1,000円 |
ソラシドエア | 1,650円 | 1,650円 | 1,000円 |
フジドリーム | 1,650円 | 1,650円 | 1,000円 |
春秋航空日本 | 3,300円 | 3,300円 | 1,000円 |
*表は横にスクロールします
細かくて、目がチカチカしてきますが・・・。
全体的に、「さくらトラベル」がダントツ安いですね。
続いて安いのは「スカイチケット」
そして、「エアトリ」が一番高いという結果になりました。
次に、『事務手数料』の比較です。
格安航空券比較サイトの『事務手数料』の比較(国内格安航空券)
「エアトリ」「スカイチケット」「さくらトラベル」の『事務手数料』の比較です。
エアトリ | スカイチケット | さくらトラベル | |
クレジット決済 | 5% | 1,100円 | 2.0% |
コンビニ決済 | 5% | 1,100円 | 350円 (総額が50.000円 以上の場合は550円) |
銀行決済 | 5% | 0円(振込手数料 はかかる) |
220円 |
※表は横にスクロールします
「スカイチケット」は、金額で書いてあるのでわかりやすいですが、
「エアトリ」や「さくらトラベル」のクレジット決済は、%(パーセント)なので、少しわかりずらいですね。
ということで、「エアトリ」の『事務手数料』について、具体的に計算してみました。
「エアトリ」の『事務手数料』は(航空券代+取扱料金)×5%
「エアトリ」は上記の場合、どの決済方法でも(航空券代+取扱料金)×5%の『事務手数料』がかかります。
※Payday、メルペイ、Amazon Payなどの決済方法の場合は、5〜8%
仮に、(航空券代+取扱料金)が10,000円の場合、
「エアトリ」の『事務手数料』は500円。
(航空券代+取扱料金)が22,000円の場合、
『事務手数料』は1,100円になり、「スカイチケット」と同額となります。
決済方法別にどこの比較サイトがお得が検証
それでは、実際に、どこの比較サイトがお得に購入できるのかを、検証してみました。
ポイントは、
①比較サイト、購入する航空会社によって『取扱料金』が違う
②決済方法によって『事務手数料』が違う
③「エアトリ」や「さくらトラベル」では『事務手数料』が(航空券代+取扱料金)の金額によって、変動する。
です。
ということで、具体的に決済方法別にまとめてみました。
クレジット決済の場合
60,000円以下は「さくらトラベル」が一番安い
「さくらトラベル」は『事務手数料』が2%。
(航空券代+取扱料金)が60,000円で、『事務手数料』1,100円になり、「スカイチケット」の『事務手数料』と同じになります。
『取扱料金』はそもそも「さくらトラベル」の方が安いので、
つまり、60,000円までは、「さくらトラベル」が一番安いということになります。
60,000円以上で「スカイチケット」が安い可能性が出てくる
60,000円を超えてくると、『事務手数料』は「スカイチケット」の方が安くなります。
ただ、『取扱料金』は航空会社によっては「さくらトラベル」の方が安いので、どちらが安いかは、『取扱料金』の差によって変わってきます。
『事務手数料』(「さくらトラベル」ー「スカイチケット」)
. >『取扱料金』(「スカイチケット」ー「さくらトラベル」)
となったら、「スカイチケット」の方が安く購入できるということになります。
このあたりは、ちょっとややこしいですね。
120,000円以上で「スカイチケット」が一番安い
(航空券代+取扱料金)が120,000円以上になると、『事務手数料』が「スカイチケット」の方が1,300円以上安くなります。
『取扱料金』の差を考慮しても、「スカイチケット」で購入した方が安くなります。
家族まとめて予約する場合などは、「スカイチケット」の方が安いかもしれませんね。
コンビニ決済の場合
金額や航空会社関係なく、「さくらトラベル」が一番安い
コンビニ決済の場合の『事務手数料』は、
「スカイチケット」が1,100円、
「さくらトラベル」が350円(総額が50,000円以上で550円)
「エアトリ」は5%で、安くても500円程度(総額が10,000円の場合)
『取扱料金』が一番安いのも「さくらトラベル」なので、
金額や航空会社関係なく、「さくらトラベル」がダントツ安い!という結果です。
銀行決済の場合
「JAL」「ANA」の場合は、若干「スカイチケット」が安い
「スカイチケット」は銀行決済の場合、『事務手数料』が無料です。
「さくらトラベル」は220円。
「ANA」と「JAL」の『取扱料金』は「さくらトラベル」の方が100円安いので、
「スカイチケット」の方が110円ほど安くなります。
それ以外の航空会社は、金額関係なく「さくらトラベル」が一番安い
「JAL」「ANA」以外の航空券では、「スカイチケット」の『取扱料金』は「さくらトラベル」より220円以上高いので、
「さくらトラベル」が一番安い、という結果になります。
「エアトリ」「スカイチケット」を選ぶメリットは?
「エアトリ」「スカイチケット」には残念な結果になりましたが、
「エアトリ」「スカイチケット」を選ぶメリットもあります。
それは、航空券と同時に、割安でホテルが予約できるという点です。
また、「エアトリ」はエアトリポイントというポイントがつきます。
こちらの件の詳細は、また別記事にしますが、航空券と一緒にホテルも予約したい場合は、
まとめ
航空券が安く購入できると、旅行もなぜか一段と楽しみになりますよね!
色々とここでも検証してみましたが、やはり航空券を安く買うのに大事なことは、
早く買うことです。
航空券の値段は、残席数によって変動するので、残りが少なくなればなるほど値段が高くなります。
しかも値段が上がるときは、3.000円、5.000円と平気でポンと上がります。
そうなると、『取扱料金』を気にしている場合じゃないですね。
あの時買っておけばもっと安かったのに!と後悔しないように、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。